看護師の人数は?

看護師の人数は?

看護師の人数
看護師の人数

看護職には、看護師、保健師、助産師、准看護師の 4種類の資格があ ります。

この中で看護師、保健師、助産師は、国家試験に合格 して厚生労働大臣から免許を得る「国家資格」です。

准看護師は都道府県が行なう地方試験に合格して、都道府県知事から免許を得ます。

免許は一度取得すれば、更新制度はありません。

現在、 日本全国で働いている看護職は、約155万人 (2018年末時点で、155万9,562人 )です。

日本の人口 1億 2,816万人に対し、155万人ですから、国民の82人に1人は看護職というわけです。

ちなみに、医師が約32万人 (2018年末、32万7,210人 )、 歯科医師が約10万人、 薬剤師は約31万人(2018年末)で、全国の警察官も約26万人 (2018年 総務省による)です。

看護職は、医師と歯科医師と薬剤師と警察官の合計を上回る人数なの
です。

小学校の教員数は約 41万 9,000人 (平成24年 度学校基本調査)ですか ら、医師、歯科医師、薬剤師、警察官に小学校の先生 も加えて、看護職とほぼ同数になります。

すごい数であることが、おわか りいただけるでしよう。

つまり、看護職はごく普通の職業です。

女性の労働人口は2,642万人といいますから、働いている女性の約 5%を占めるのが看護職です。

こんなにたくさんいるので、一口に看護職といっても、一律ではありません。

看護職の立場からみても、看護職に対して実にさまざまなイメージがもたれているのは、仕方がないと思うと同時に、看護をどう説明したらよいのだろうと悩みます。

また看護師というと、一般的に女性を思い浮かべがちです。

しかし、女性でも、男性でも、性別に関係なく看護師の職業を選ぶことができます。

わが国では、現在、全看護師約121.8万人のうち、男性は約9.5万人が登録されています。

男性の看護師は、看護師全体の約8%ですが、年々増加しています。

病院では男性看護師の需要は高くなり、積極的に男性看護師を雇用する施設も増えています。

また、男性だからこそわかり得る男性患者への関わり方や、看護の新たな役割や発展も期待されます。

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